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第31回日本心臓リハビリテーション学術集会 参加報告 ~在宅における心臓リハビリテーションの可能性を探る~

リハビリ
学会参加
訪問看護

2025年7月19日・20日にポートメッセなごやで開催された「第31回日本心臓リハビリテーション学術集会」に参加しました。本学会は、心臓リハビリテーションに関する最新の知見と実践を共有する全国規模の学術集会です。

近年、高齢化の進行に伴い心不全患者は急増しており、いわゆる「心不全パンデミック」は医療・介護の両分野における重要な課題となっています。心不全は完治を目指す疾患ではなく、症状をコントロールしながら長期的に生活を支える疾病管理が求められる疾患です。

学会では、心臓リハビリテーションの目的として、心肺機能や健康状態の維持・改善、日常生活動作の向上、再発予防と早期発見、患者・家族への教育、精神的サポートの重要性が改めて示されました。特に在宅領域では、心拍数や血圧などの数値評価に加え、生活状況や症状の変化を丁寧に捉える視点が不可欠であることを再認識しました。

訪問看護・訪問リハビリでは、限られた医療機器の中で、ご利用者様の生活環境に即した心臓リハビリテーションを実施します。左室駆出率(EF)などの検査指標のみで判断するのではなく、症状の安定性や日常生活の遂行状況を総合的に評価し、運動療法・生活指導・環境調整を組み合わせた支援が重要となります。

当ステーションでは、今回の学会で得た知見を日々の実践に反映させ、在宅における心臓リハビリテーションの専門性をさらに高めてまいります。心不全をはじめとする循環器疾患を抱えるご利用者様が、住み慣れた地域で安心して自分らしい生活を続けられるよう、今後も質の高い在宅支援を提供していきます。

訪問看護リハビリステーション 宮沢の太陽
理学療法士 S.R.

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